norika_blue

1999年生まれ

東京 空間と時間

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(↑blurry 渋谷)

 

東京 空間と時間

すごく面白い。人々のエネルギー。人々の意識が介入しているもの(カフェもどんな建築物も洋服も食事もエンターテイメントも....)で溢れている。常にわくわくする。電車で一駅変わるだけで、街の雰囲気も空気感も全く違うこの面白さよ。場所の「雰囲気」ってそもそもどうやってつくられるんだろう。その土地の気候などはもちろん、交通量や道の形、その場所に存在するお店の種類、そして建築の形やそこを歩く人々によって街の空気感は変わる。それが本当に面白い。たくさんのカフェやレストランにしたってそうだ。椅子やテーブルの色と形と数、椅子の座り心地、流れている音楽(もしくはその空間の中の人の声)、それぞれの席と席の間隔、窓の数(どのように光という形のないものをその空間の中に取り込んでいるか?)、食器やテーブルクロスの形、明かりの色、壁の色、天井の高さ(超重要)、その空間の中の人たち(お客さん、働いている人含め)、匂い…それらのものすべてがその空間をつくり、結果その場所にいる人々を特定の気持ちにさせる。時計では同じ5分でも、場所によってその長さの感覚は違う。それを感じるのがとても楽しいし、出されている食事以外のところにも注目するのが面白い。どの空間の中にいようか?というのはどのストーリーの中にいようか?というのと近い。自らの映画のことを「空間的な芸術であると同時に時間芸術である」といっていた山本嘉次郎の言葉を思い出した。空間は時間の流れをつくり、時間は空間をつくる。そのふたつはどうしたって切り離せないよね。東京について、を書こうと思ったけど話が思いっきりズレたけどまぁいいか。