norika_blue

1999年生まれ

Film Diary : パターソン

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07/31/2018


淡々とした日常の中に時折違いが挟み込んでいるのか、全く違う日々の中でどこかに共通性を見出して日常にしているのか。


“Without love, what reason is there for anything ??”


初夏の風のような愛


毎夜バーに行くパターソンに、カップケーキやペインティング、ギター、ころころと夢中になるものが変わる彼女(her,の意味で。girlfriendの意味ではなく)。一緒にいて、時が経っていく。日々の幸せやちょっとした驚きを共有して一緒に食事をとり、眠る。お互いにコントロールしようとも、自分の何か欠けている部分をお互いに求めようとしない。それぞれの生活の中で、重なる部分を共に過ごす。それは重なる時間、という意味だけではない。


詩はドラマチックな環境で “しか”生まれないのではない。


Twins という言葉が三回出て来たけれど、それはなにかを意味しているのかな。

 


粉々になってしまった詩は、パターソンの生活の一部であると共にパターソンの一部であったようにも思う。特に彼の詩には彼女への愛が含まれていたから。

 


なにか大切なものを失って、自分の一部がなくなったように思える。それでも、日々は続いていく。sun still rises every morning, sets every evening. 

 


“Poetry in translation is like wearing a raincoat in shower” 

 


“Sometimes empty page presents more possibility”   という言葉がこの作品を何よりもあらわしていたように思う。