norika_blue

1999年生まれ

Film Diary : シングルマン

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わたしはスマートフォンSNSも大好き。SNSは最高で最低の発明品だと思っていたけど、最近は最高だと思うことの方が多い。iPhone のメモ機能(これはSNSではないが)も、正直言って天才的だと思う。一瞬のことをパパっと書き留めておける。書かなくても覚えていることはあるけど、書かないと忘れそうな日々のことにも、人生が詰まってる。

 

ANYWAY, そこに溜めに溜め込んだ映画のはなしがたくさんある。最近もっぱらそこに書いててアプリはあくまでも記録用になってる。このあいだそれを読み返してたとき、その映画をみたときの自分がカラフルになっていく瞬間をまざまざと思い出した。そしてそんな映画と、その映画に心をカラフルにされたただの一個人とはいえ、その映画へのラブを、こんなケータイのメモみたいな閉塞的な場所に入れておくことが悲しくなった。こういうラブはどんどん放出したい。

 

ANYWAY(again), 今日はfilm, シングルマン。初めてみたのは昨年8月。

 

 

白黒とセピアが混じったような空虚で孤独を感じている彼の日常の中で、色を取り戻す時は人ととの触れ合いがあるとき。

 

ほとんどの時完全に白黒ではなくセピアがかった白黒であったのは、白黒→死、セピア→過去を表していたからではないか。死に向かいたいという彼の思いが強くなればなるほど、それは色あせてくる。


だからこそ鮮やかな色合いになったその瞬間の美しさといったら!

 

そして、生きようと思った瞬間に死が訪れる。その皮肉さといい人生の現実。


そして、ニコラス・ホルトよ、、、

登場シーンで芝生に寝そべっているところから、話し方、視線の使い方、全てが魅力的でどうしようもなくひきこまれる。

 

ニコラスホルトの目の色も、水色のドレスを着ていた女の子の目の色も吸い込まれるような青だった。青が海を表しているのなら、海というのはこの映画の中でどこか意味があったもののように思える。


わたしが一番好きだったのは、ニコラスホルトとコリンファースがバーから飛び出して海に潜るシーン。最高だった。


隣人の家族は、家族という形の存在と幸せの不在の対比を顕著に表していたように思う。

 

“A few times in my life, I had moments of absolute clarity. When for few, brief seconds, silence drains out the noise, and I can feel, not think. Things that so sharp,the world seems so fresh. As if it just all come into existence. I can never make those moments last, I cling to them, but like everything, they fade. I live my life for these moments. They pull me back to the present. And I realized that everything is exactly the way it’s meant to be.” 

 

 

How can I discribe my life without movies ? 

They changed how I see my life and the world. and I am forever grateful for that.