(家で、ニューヨークシティバレエ、くるみ割り人形の花のワルツを観ている)
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ちょうど1年前に、久しぶりにバレエを再開した。
それからしばらくは週2でレッスンに行ってて、今年からは週1で行ってる。仕事始まったら、行かなくなるのかな〜と思ってたけど、むしろ逆で、もっとレッスン行きたいし、どんな形でも続けていたい。
前よりもバレエが好きになった理由に、クラッシック音楽がさらに好きになった、というのがあると思う。踊るときのその音楽に興味がもてない (自分の身体と同期できない)、というときに踊ることって、ほぼ不可能だと、個人的には思う。
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The New York City Ballet のくるみ割り人形、花のワルツのクリップだけ前に観たことがあって、振り付けや踊りにはもちろん、美術や衣装に魅了された。
そして、この間久しぶりにちゃんと検索してみたら、なんと全編があるではないか!
ということで観てみたら、そっからもうバレエ沼 (踊る方も観る方も) が加速している。
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ここに、私が特に好きなクリップを載せたい。
まずは、The New York City Ballet のくるみ割り人形、花のワルツのクリップ。
プリンシパルのAshley Bouder の弾けるような踊りが印象的。Ashley Bouderはピタッとした衣装だが、周りのバレリーナの、アントルラッセをするたびにふんわりまうロマンティックチュチュの衣装がまた良い。
The New York City Ballet (以下NYCB)のくるみ割り人形全編。この全編を観てから、オンラインで観れるだけの他のバレエ団のくるみ割り人形を観たんだけど、NYCBのくるみ割り人形が一番好きだ。
NYCBのくるみ割り人形は、School of American Ballet という、NYCB付属のバレエ学校の子どもたちが結構たくさん出ている。(あとから知ったんだけど、NYCBに入団するためには、School of American Ballet 出身である必要があるらしい)。
子供をたくさん出していることは、観客としては賛否両論だろうけど、私はこの演出がとても好きだ。
くるみ割り人形の、初めのクリスマスのわくわく感。パーティーだなんて、この子供の年ではほとんどないから、学校でいくら一緒でも、それとは全然違う、それぞれのプライベートと関わってる感があって。ファミリーで集まって、たくさんの大人とも過ごすことでちょっと大人な気分でもあって。
子供の目線でのクリスマスの特別感、魔法感。
それを舞台の上でバレエとしてここまで描いているのは本当素晴らしいし、それだけでこのNYCBのくるみ割り人形が特別な理由だと思う。
細かい演出が本当に良くて、これは映像としてアップで観れてよかった、とも思うところだ。あとなんと言っても、主役の2人の子役が素晴らしい。特にMarie役の子の演技よ、、
K Ballet Company のロミオとジュリエットを春に観に行った時、飯島望未さんにも思ったけど、踊りという名の、全身での表現、演技こそ、バレエの魅力だと思える。だからこそ、子役の子たちが凄いバレエテクニックをしようとしまいと、それはどちらでも良いのだ (少なくとも私は)。それよりも踊りを通した表現がみたい。
最初の1時間弱は、子供たちのクリスマスの時間だ。そのあと、場面が変わり、そこからNYCBの華麗なテクニックを含むバレエが、本格的に始まる。
私が特に好きなのは、花のワルツ、雪のワルツ (多分花のワルツとほぼ同じメンバー。手に雪を持っているという演出がまた素晴らしい。遠くから観たらその雪がさらに美しいんだろうな)。
ドラッグクイーン的なThe Mother Gingerも、舞台から退出時の動作まで含めて良い。
コーヒーの精を演じる Teresa (Tess) Reichlanは個人的にファン。特にエンディングの踊り (短いけど)が好き。あとに、Tess Reichlan の他の動画も載せたい。
キャンディーの精の Megan Fairchild と、その騎士であるJoaquin De Luzの Pas de Deuxには、大袈裟でなく涙が出てくる。特にエンディングに入る前のMegan Fairchildがシェネで回ってから、Joaquin De Luz に身を任せるまでの一連の流れには、カタルシスさえ感じる。
ほかのクリップは、別の投稿で載せたい。